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世界の中で

第2章 世界の夜

*






「なぁ…劉、何で逃げるんだよ…?」


広い部屋の一室…というより、学校のある教室で話す二人の男


劉と言われた俺は相手の【洸】という奴に追い込まれていた



「それはっ…!!お前がいきなり触って来るからだろ!?」

「男同士だから気にしないだろ?」



俺が追い込まれていた理由は触って来たから

そこまでなら誰も気にしないだろう

問題は触った場所だ



「おいっ!!止めろっ!!俺の大事な処に触るなぁ!!」

「なんでだ?彼女にフラれたから泣きたいって言ったのはお前だろ?
だから思う存分啼かせてやるって言ってんのに…?」

「【啼く】じゃなくて【泣く】だ!!俺にそんな趣味はないっ!!」



そう…

触ってくるのは男の大事な処と言えばわかるだろう…




「大丈夫大丈夫♪俺もそんな趣味はないから(笑)」

「(笑)じゃねぇ!!て言うか今すぐ離せっ………ぅっ!!」


笑顔で返してくる洸に怒りながら言うが触られている場所が場所なので、身体が反応してしまった

その反応に満足したのか彼は触ってくるだけでなく、優しく揉むようにしてくる




「ぅぁっ!!やっ……止めろってば……ぁぁっ!」

「固くしてる奴が言うが?気持ちいいならイケばいいのにな」


顔を真っ赤にして言っても俺をそそるだけだぜ?と笑顔で言いながらだんだん激しくしていく

今ではいつの間にか降ろされたチャックの間から手を入れ、上下に擦ってくる


「ふぁっ!!や……やめ…っ!」

「もうイクか?良いぜ、強くしてやるよ!」


その言葉で手を強く激しくしていく

音だけがいやらしく響き、洸の興奮を煽った



「あぁっ!!」


声と同時に身体の熱が集まった場所から欲望の溜まった汁が飛び出す

それを最後まで放つのを見ると、洸は手についたソレを舐め始める



「はぁっ…はあっ!!」

「続き。してやろうか?」

「/////ふ…ふざけんなっ!!」



続けようとするそいつはあえて言い反応を楽しんだ

だが顔を真っ赤にして言ってしまった俺は急いで服装を直し部屋から走って逃げた






「続きはまた今度だな……」

一人しか居ない教室でポツリと呟くが誰にも聞かれることなく消えていった…――――――

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