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S side





営業は無視して裏の待機室みたいな所に戻る。


ニノはここのNo 1 だ。


サボりやらごちゃごちゃ言わないだろう。



『聞かせてもらおうか...』




「 まず...和也は恋人がいる。」



『へぇ...』



「相手はさっきの人。柊をかずくんって呼んだ人だよ」



『和也だからかずくんか...
...ちっ、あの同性愛者が...
勤務先からめちゃくちゃだな』



「それについてはもう何も言わないって約束したでしょ。ちゃんと仕事があるのはありがたいことなんだから」



『分かってるよ...金のために俺もココを理解したんだよ。
でも俺の恋愛対象はれっきとした女だ。』



「和也は恋人の松本さんとちゃんとした恋愛してるよ？
松本さんにはまだ言いたくないんだ。
すぐになんて受け入れないだろうし、
分かるだろ？」



『......和也として松本ってやつと接しろってことか』


「うん、今だけだから。松本さんにはいつか柊のこともきちんと話す。」



『和也にも言っとけよ...』



「もちろん。柊も松本のこと好きななればいいね。」



『ならねぇよ…』




男同士の恋愛
お手並み拝見といったところだよ。