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突然の出逢い ( N×M )
第3章 lily .
O side
「あーあ、言っちまった…」
こんな独り言は雨の音でかき消される。
俺は何も知らないのに潤が二宮さんが上手くいってないことを良いことに
弱さにつけ込んで告白してしまった。
中学生じゃあるまいに。
潤を混乱させてしまった。
「潤のとこでご飯食べるはずだったのに、」
逃げたのは俺のほうだが
コンビニ寄るか…
「智くん。」
「......翔くん。」
「珍しいね。こんな時間に外出なんて」
「いや、うん...ちょっとご飯を」
「ふふっ、何かあったでしょ」
「えっ...?」
「顔にやむを得ずで来ましたって書いてるよ(笑)」
この人は前の職場で出会ったときから
不思議な人で
智くんが思ってること何となく分かるんだよねっていつも本当に言い当てていた。
それをいいことに頼ることも多かったけど
これも翔くんにバレたらなんて思うことも多かった。
「まぁ...ちょっと...」
「良かったら話聞くよ?
俺んちおいでよ、軽くは作れるから食べてって」
この配慮しているようだけど強引な感じ
「じゃあ、お言葉に甘えて...」
「うん!ゆっくりしてって!」
こうして翔くんの家に行くことになった。
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