若様の性長日記!・3
第1章 秘書・梢さんの不在!?
桔梗さんの管理している部署は、『性』のことに関してのカウンセラーとマッサージ師を束ねている。
ちなみに梢さんは客にウチの社員を派遣する部署を担当している。
なので今までは梢さんの部署で学ぶことが多かったのだが、そろそろ別の勉強もしといた方が良いだろうとはオレも思っていた。
「カウンセリングとマッサージ、どっちの方?」
「梢が何時戻ってくるか分かりませんので、短時間の方のマッサージをお願いします」
「分かった。どこに行けば良い?」
「このビルの20階に行き、由香里
ゆかり
という女性に会ってください。彼女は女性マッサージ師ですが、腕は立つ方ですから」
「あいよ。梢さんから何か連絡があったら、言ってくれ」
「かしこまりました」
恭しく礼をする桔梗さんに背を向け、オレはエレベータに向かった。
ケータイを取り出して見るも、梢さんからの連絡は入っていなかった。
社長の一人息子であり、現在は部下で教え子のオレに連絡を寄越さないのだから、よっぽど現地は大変なんだろう。
少し寂しい思いもあるけれど、コレもまた、社会勉強の一つだ。
気持ちを切り替え、オレはエレベータに乗り込んだ。
…この後の恐怖も知らずに。
ちなみに梢さんは客にウチの社員を派遣する部署を担当している。
なので今までは梢さんの部署で学ぶことが多かったのだが、そろそろ別の勉強もしといた方が良いだろうとはオレも思っていた。
「カウンセリングとマッサージ、どっちの方?」
「梢が何時戻ってくるか分かりませんので、短時間の方のマッサージをお願いします」
「分かった。どこに行けば良い?」
「このビルの20階に行き、由香里
ゆかり
という女性に会ってください。彼女は女性マッサージ師ですが、腕は立つ方ですから」
「あいよ。梢さんから何か連絡があったら、言ってくれ」
「かしこまりました」
恭しく礼をする桔梗さんに背を向け、オレはエレベータに向かった。
ケータイを取り出して見るも、梢さんからの連絡は入っていなかった。
社長の一人息子であり、現在は部下で教え子のオレに連絡を寄越さないのだから、よっぽど現地は大変なんだろう。
少し寂しい思いもあるけれど、コレもまた、社会勉強の一つだ。
気持ちを切り替え、オレはエレベータに乗り込んだ。
…この後の恐怖も知らずに。