若様の性長日記!・3
第2章 マッサージ師・由香里 再会
由香里さんののんびりとした癒しの雰囲気が良かった。
「由香里とあたしは高校からの付き合いでしてね。まあ親友と言うものです」
「うふふ。梢ちゃんとは就職先まで同じになるなんて、思わなかったわぁ。きっとご縁があるのねぇ」
「腐れ縁ってとこじゃない? …っとと、すみません若様。玄関先にいつまでもいたら、お邪魔になりますよね」
そう言って梢さんは由香里さんの腕を引っ張り、玄関の扉の前からどいてくれた。
「あっああ、うん」
「それじゃあご勉強、頑張ってくださいね」
「若様、失礼しましたぁ」
そうして二人は去って行ったが、オレはしばらく玄関の前から動けなかった。
多分…一目惚れだったんだろう。
けれどその後、由香里さんはウチに来ることはなく、オレも自然と忘れていった。
―が、何故五年の時を経て、こんな再会をしてしまったんだろう?
…いや、そもそもこの会社の内容を知った時に、思い出すべきだった。
梢さんのことを同僚と言っていた由香里さん。
ならば自動的に、『性』に関する仕事をしていると言うことになるんだ。
………オレのバカ。
オレは改めて自分の頭の回転の悪さを呪った。
「…でも由香里さんってマッサージ部門に働いていたんですね?」
「ええ、梢ちゃんから聞いていなかったの?」
「全く」
今回の移動の件が突然過ぎて、いろいろ説明不足な面が出ているんだろう。
「わたしはね、このマッサージ部門の部長を務めているのぉ。まあ女性部門の方だけどね」
そう言って五年前と変わらない癒し系の笑顔をオレに向けてくる。
…梢さんと言い、この会社で働いていると不老になるんだろうか?
真剣にそう思ってしまうぐらい、彼女は五年前と全く変わらない。
まあ違うところと言えば、五年前に出会った時は青のスーツを着ていた。
今は白い白衣を着ている。
う~ん…。コスプレに見えるなぁ。
由香里さんは若妻みたいな感じだから、コレでマッサージをされても、プレイの一種にしか思えない。
…あっ、違った。
『性』を扱っているんだから、プレイの一種で正しいんだった。
「由香里とあたしは高校からの付き合いでしてね。まあ親友と言うものです」
「うふふ。梢ちゃんとは就職先まで同じになるなんて、思わなかったわぁ。きっとご縁があるのねぇ」
「腐れ縁ってとこじゃない? …っとと、すみません若様。玄関先にいつまでもいたら、お邪魔になりますよね」
そう言って梢さんは由香里さんの腕を引っ張り、玄関の扉の前からどいてくれた。
「あっああ、うん」
「それじゃあご勉強、頑張ってくださいね」
「若様、失礼しましたぁ」
そうして二人は去って行ったが、オレはしばらく玄関の前から動けなかった。
多分…一目惚れだったんだろう。
けれどその後、由香里さんはウチに来ることはなく、オレも自然と忘れていった。
―が、何故五年の時を経て、こんな再会をしてしまったんだろう?
…いや、そもそもこの会社の内容を知った時に、思い出すべきだった。
梢さんのことを同僚と言っていた由香里さん。
ならば自動的に、『性』に関する仕事をしていると言うことになるんだ。
………オレのバカ。
オレは改めて自分の頭の回転の悪さを呪った。
「…でも由香里さんってマッサージ部門に働いていたんですね?」
「ええ、梢ちゃんから聞いていなかったの?」
「全く」
今回の移動の件が突然過ぎて、いろいろ説明不足な面が出ているんだろう。
「わたしはね、このマッサージ部門の部長を務めているのぉ。まあ女性部門の方だけどね」
そう言って五年前と変わらない癒し系の笑顔をオレに向けてくる。
…梢さんと言い、この会社で働いていると不老になるんだろうか?
真剣にそう思ってしまうぐらい、彼女は五年前と全く変わらない。
まあ違うところと言えば、五年前に出会った時は青のスーツを着ていた。
今は白い白衣を着ている。
う~ん…。コスプレに見えるなぁ。
由香里さんは若妻みたいな感じだから、コレでマッサージをされても、プレイの一種にしか思えない。
…あっ、違った。
『性』を扱っているんだから、プレイの一種で正しいんだった。