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【短編BL】想定内の親密度!

第4章 想定内のデート!


――――が、


僕が健ちゃんに声をかける前に…



「あの~…誰かと待ち合わせですか?」



と、知らない女性たちに健ちゃんは話しかけられ始めた!



「はい――――…待ち合わせです」



健ちゃんは真面目にその女性の問いに答える…



「へぇ~!友達と?~なら、私たちと遊ばない?友達も一緒でいいから~」



――――ムムム…“一緒でいいから”って、僕はおまけでいいってか!?



僕は向かう足が止まった…



「ねぇ~~!君にならお姉さん何でも買ってあげるよ!奢っちゃう!」



――――すげぇ…グイグイ来るお姉さん…


でも、スッゲェ可愛い…こりゃァ…誘ったら百発百中でOKゲットしてきた強者に違いない!


男子の好むフワフワでユルユル…唇プルルンでおっぱい…ボヨヨンだ…



「――――あ~…すみません。ツレが来たので…」



「あっ、彼が友達?可愛いじゃん!君も一緒にどう?」



「――――どう?って…」



僕は駆け寄る健ちゃんに隠れて彼女たちを見る…


――――うわ…近くで見ると…めっちゃ可愛いじゃん!?


でも、香水キツイし…目が怖い!




「すみません――――…俺たちはこれで」



僕の気持ちを察したのか健ちゃんは僕の手を取ってその場を離れようとした!


が、「え~!待って――――」と、女性たちは追いかけてくる!




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