テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第9章 カテゴリー

何かあったのは昔で、何もなさ過ぎるのが今だ。



「おい!!何いちゃついてんだよ!!男同士でキモいだろ?!」



向かいのホームに降りた6人が笑ながら野次ってくるのを、ポンポンと優しくあやしながら



「気にすんな。」



そう言って隠してくれていた。
電車が来て、乗り込んでもしゃくりあげた嗚咽が消えなくて、さすがの逞も苦笑した。


男扱いされても良いんだ。


それが…親雅以外なら。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ