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恋のハードル高し!!

第10章 グロス

逞は笑って目を逸らす。

触れられたくない話…か。

私も違う方を見た。
気がつけば、人が遠巻きにこっち見てるし、向かいのホームから親雅達が見ていた。


「見られてる。」


「はぁ?」


「チカが怖い顔してるし!!」


逞が周りを見回しながら、向かいのホームを見ると、ビクンと身体を揺らした。


「テメーら何いちゃついてんだよ!逞趣味悪すぎ!!」


そう叫んで来た。

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