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恋のハードル高し!!

第12章 偶然と恋の味

「当たり前だろうが!!」


「すこしはお淑やかに振舞ってください。」



逞に軽蔑の眼差しを向けられると、スミレは声を殺して笑っていた。

笑いすぎだって!!

そう思って、私がスミレに視線を向けると、逞に持っていた紙袋を掴みあげられた。


「なっ、何?!」


「夏祭り、浴衣?!」


「そうだけど…。」


「マジか!!おソロの甚平に使用と思ってたのに…キティちゃんの。」

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