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恋のハードル高し!!

第26章 奇行

ふわっと髪に何かが触れた気がして、振り返ると親雅が真後ろにいた。


触れていたのは…親雅の息。


『ドクン』
大きく鳴り始めた心音と共に、シャーペンを握る手に力が入る。


親雅の唇は目の前で、息が掛かる程の近い距離感に苦しくなる。



「チカ…暑い。…離れて?」


「…シャンプーの匂いとかさせんな。」



頭を洗えば誰だってするだろ!!

別に、朝シャンをした訳でもなく、ただ昨晩のお風呂で洗っただけ。

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