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恋のハードル高し!!

第28章 過酷な2泊3日の旅

「…気持ち悪いんだよ!ほっとけ。」


睨みあげると、涙が出そうだった。
親雅は心配そうに覗き込んできて、私の涙目にそう信じた。



「未来が乗り物酔いなんて珍しいな?大丈夫か?…ひぃ、酔い止めくれ!!」



久登は乗り物酔いの常連。
背は小さいし…か弱き女子?!



「ミラ、大丈夫か?」



久登から酔い止めを受け取った逞までもが、ミネラルウォーターと薬を持って少し離れた私の席まで見に来た。

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