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恋のハードル高し!!

第29章 男の子と女の子

「部屋へ行け。」


「何処の。」


逞は正面の部屋を指差した。
まだ、そこで寝ろって言うの?!

逞はただの鬼だ!!


「…わかった。」


押し退けて部屋へ戻ると、ドアの開いたままその一部始終を見ていた2人が私を迎え入れてくれた。



「ごめんね、失敗した。」


笑って言うと、首を横に振っていた。

逞は私を試してるんだと思う。
本当に『いい』のか。もう諦めたのか。

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