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「…はずしちゃった。」



クスッと笑うチカちゃんは、普段見ている顔と違った。いつも以上にかっこ良くて…色気がある。



「え？ちょっ…。」



私の戸惑いなんて気にも留めずに、Tシャツの中に手が入ってきた。

お腹あたりにきた手を両手で握ると、そこで手は止まった。


目が合うとお互い止まった。



「なに？」



そう言ったのはチカちゃん。