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恋のハードル高し!!

第33章 離脱宣言

親雅は、私が離脱すると聞くと一気に優しくなる。一緒にいる時は、酷い扱いなのに…私が居ないと言うと毎回これだ。

良い加減にして!!



「カエルには悪いけど…すみれちゃんを連れて来る気はない。」



私の聖域。

そう、メルヘンチックに言えば…
妖精!!
すみれちゃんは、そういう存在だ。

壊れたこんな幼馴染という城には、沢山の魔物がいて…魔女まで現れた今、私は城を出て森に逃げるんだ。


逞は何も言葉を発しなかったけど、痛い程の視線は浴びた。


私だって…みんなみたいに夏休みを楽しく過ごしたいんだから!ほっといてくれ!!

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