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恋のハードル高し!!

第34章 選択

「あら、もう帰るの?!」



お母さんは呑気にそんな事言ってる。
今さっきまで、愛娘がこの好青年の皮を被った野獣に食われるとこだったんだ!!



「そうだよ!…さぁとっとと帰れ!!」


「随分な言い方だな?…おばさん、お邪魔しました。明日は2時なので、遅れずに送り出して下さい。」



私を睨んだあと、母にキラースマイルを送り帰って行った。

親雅よりも今はタチが悪い。
親雅も毎日インターホンを押しているが、母に出るなと言って、その場をしのいでいたから。

だって…親雅は同じ時間に来るんだもん!!
絶対バカだ!!

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