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恋のハードル高し!!

第37章 終わりを告げる告白

「思いっきり悩んでます!!って顔だよ?」


「…仲直り…できないかもしれないんです。」


「そしたらその分、俺が仲良くしてあげるよ?」



ニッコリする先輩にちょっと苦笑してしまうが、これも先輩の優しさだと受け止めよう!!


でも、きっと先輩と仲良くすればするほど…逞との距離は離れて行く事だけはわかってる。



昇降口で先輩と別れ、一人で階段を上がった。



朝一緒に登校しないと、逞と私には接点がなさすぎる。進学クラスと普通クラスでは、校舎も違うし…同じ学校なのに、遠過ぎるこの距離が淋しい。

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