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第4章 神話

俺は目が覚めた。
朝、雀が鳴いている。

「……待てよ、あの時は夜で俺はオナニーしていた」

布団から飛び起きるとカーテンを開けた。
JCと目が合い、嘲笑される。
ちっ……台無しじゃねぇか……

「……ただ寝ただけ? うっわ恥ず……死の」

練炭を探していると背後に気配を感じた。
ビビり気味に振り返るとそこにはあのイケメンがいた。

「どっから入った!? 不法侵入だぞ! やっぱり警察に電話だああああ!!」

「待てよ童貞」

その言葉は絶対零度の威力を秘めていた。
動きを強制的に止められる。

「いや、童貞王。警察に電話しようと無駄だ。奴らじゃ俺に勝てん」

ど、童貞王……?
こいつ……とことん舐め腐りやがって……
よし、殺し屋に電話だ。

「だからやめろって。いくらこの次元の存在がイケメンでもヤリチンでもこの俺には勝てん。この"欲神"にはな」

なんだこいつ、頭イカれてるのか?
可哀想に……
分かったぞ、イケメンになる変わりに脳がキモくなったんだな。
実に可哀想だ。
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