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my destiny

第6章 Pray

【智side】

翔君が、ゆっくり入ってきて。

「あぁ…」

ゆっくり出ていく。

また、入ってきて…

「あ…」

また、出ていく。

オイラが、そうされる方が好きだから。
ゆるやかに動いてくれる。

「あぁ…」

翔君が入ってくると、それに合わせて自分の声が出る。

繋 が っ て しばらくすると、もう 気 持 ち い い のに逆らえなくて。
恥 ず か し い 気持ちはどこかにいってしまう。

「智…」

「あ…ん…?」

「智…」

うん、わかってるよ。
返事できないけど…。

「んぁ…ぁ…」

オイラも愛してる。





翔君の手がオイラのを握ってて。
翔君のそれと同じ動きをするから。

入 れ ら れ て るのに、入 っ て いるみたい。

翔君が 入 っ て くるとき。
オイラの を包んでる手に 力が入って、上から 下に動く。

「あぁ…」

翔君が出ていくときに、手が下から 上に動く。

すっかり 濡 れ て るから、温かい 手 がスルスル動いて。
自分と、翔君の区別がつかなくなる。

心で想ってることは、どっちの想い?

さっきから、ずっと。

愛してる、って。





オイラ、望んでも、いいのかな。

「あ、しょぉ…」

「智…」

二人で…

「しょ、くん…あぁ…」

夢、見ても、いいのかな。

「…うん…?」

動かれると、話せないよ…

「…っと、い、っしょに、あぁ…」

「うん…」

オイラの を握ってる 翔君の手に、力が入ってく。

オイラが 締 ま る と、それに合わせて、翔君もオイラのを 締 め る。





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