my destiny
第10章 僕が僕の全て
【智side】
「翔君は、何でいっつもそんなに優しいの?」
「ん~?智だって優しいじゃん」
「オイラは優しくないよ
ぼーっとしてて気が利かないし
上手いことも言えないし
優しいのは翔君だよ」
「俺は優しいわけじゃなくて
貴方が好きなだけ
他の人には結構冷たいよ?」
ふふっ。
そうかな。
そうかも?
「自分の中で線引きがあって、
内側と外側って分けてるからね
貴方みたいに根っから優しいわけじゃない」
ああ、失礼な人は嫌いだもんね。
オイラ、なんでこんなに好きになってもらえたのか、いまだに不思議。
「ありがと」
「どういたしまして
キ スしたくなるから、
あんまり可愛い事言わないで」
ははっ。
笑ってる顔が見えるみたい。
「ねぇ、貴方ホントに仙台に行くの?」
「行くよ」
「こっちでこんなに寒いのに、
向こうに行ったら釣 りどころじゃなくない?」
「ちゃんと防寒するもん
鯛が捕れるんだよ
せっかく連休なんだから行く」
三連休なんて何年振りだろう。
嘘みたい。
凄い楽しみにしてたんだから。
「翔君、無理して一緒に来なくていいのに」
「行きます。
その為にキツキツのスケジュールで頑張ったんだからね
貴方からもらった ル ア ーも全然使ってないし」
「ほんとに無理しなくていいんだよ?」
「何、俺が一緒に行くの嫌なの?」
また腕がオイラの腹に回ってきた(笑)。
これ以上言うと拗ねるかな。
「分刻みはダメだかんね?」
「わかってるよ
釣 りの時はいつも貴方に合わせてるでしょ?
意地悪なこと言わないでよ」
「んふふっ、ごめん」
あ、スタッフが走ってくる。
撮影再開かな。
「ちぇ、残念」
翔君が言って、腕を離した。
そのままオイラの背中に手を当てて押されたから、二人並んで一緒に歩いてく。
メンバーの元に戻ったら、3人とも何だかニコニコしてオイラ達を見てた。
「翔君は、何でいっつもそんなに優しいの?」
「ん~?智だって優しいじゃん」
「オイラは優しくないよ
ぼーっとしてて気が利かないし
上手いことも言えないし
優しいのは翔君だよ」
「俺は優しいわけじゃなくて
貴方が好きなだけ
他の人には結構冷たいよ?」
ふふっ。
そうかな。
そうかも?
「自分の中で線引きがあって、
内側と外側って分けてるからね
貴方みたいに根っから優しいわけじゃない」
ああ、失礼な人は嫌いだもんね。
オイラ、なんでこんなに好きになってもらえたのか、いまだに不思議。
「ありがと」
「どういたしまして
キ スしたくなるから、
あんまり可愛い事言わないで」
ははっ。
笑ってる顔が見えるみたい。
「ねぇ、貴方ホントに仙台に行くの?」
「行くよ」
「こっちでこんなに寒いのに、
向こうに行ったら釣 りどころじゃなくない?」
「ちゃんと防寒するもん
鯛が捕れるんだよ
せっかく連休なんだから行く」
三連休なんて何年振りだろう。
嘘みたい。
凄い楽しみにしてたんだから。
「翔君、無理して一緒に来なくていいのに」
「行きます。
その為にキツキツのスケジュールで頑張ったんだからね
貴方からもらった ル ア ーも全然使ってないし」
「ほんとに無理しなくていいんだよ?」
「何、俺が一緒に行くの嫌なの?」
また腕がオイラの腹に回ってきた(笑)。
これ以上言うと拗ねるかな。
「分刻みはダメだかんね?」
「わかってるよ
釣 りの時はいつも貴方に合わせてるでしょ?
意地悪なこと言わないでよ」
「んふふっ、ごめん」
あ、スタッフが走ってくる。
撮影再開かな。
「ちぇ、残念」
翔君が言って、腕を離した。
そのままオイラの背中に手を当てて押されたから、二人並んで一緒に歩いてく。
メンバーの元に戻ったら、3人とも何だかニコニコしてオイラ達を見てた。