my destiny
第2章 不思議な夢
【智side】
潮風の匂いがしてる。
どこの海なんだろう?
見たことがあるような、ないような風景。
目の前には堤防があって、階段が設置されていた。
オイラは、一段ずつ、数えながら上っていく。
結構、長い階段だけど、上った先には何があるんだろう。
今のところ、青い空しか見えない。
砂浜になってたら、足を濡らしたいなぁ。
33段数えたところで、天辺に着いた。
ずっと足元の階段を見ながら登って来たから、海だ!って喜んで顔を上げた。
途端。
びゅぅっ、って風が吹き付けて来て、思わず目を閉じる。
目を開けると、そこは神社のセットだった。
昔、ドラマで使ったやつだ。
見たことある。
「まず、はじめに」が口癖の男の話。
「こんばんは」
突然背中から声を掛けられて振り向くと、背が高くて狐顔の冴えない男が立っていた。
ふふっ、〇〇さんだ。
真っ黒のスーツを着て、昔っぽいセルフレームのメガネをかけてる。
オイラ、思い出し笑いしちゃった。
ビール運び、超面白かったよね?
「あ、どうもです」
嬉しくて、笑って挨拶したら、言い終わらないうちに耳元で別の声がした。
凄い近くに居るから、びっくりして飛び上がりそうになる。
「驚かせてごめんなさいね」
はははっ、▲▲さんだ(笑)。
黒のパンツに柄シャツ、サスペンダー姿。
ふふっ、懐かしい。
「あ、どうもです(笑)」
オイラ、凄く嬉しかったのに、こういう時、いつも気の利いた言葉が出て来ない。
翔君みたいに、もっとなめらかに挨拶が出来たらいいのに。
でも、二人は全然気にしてないみたいだった。
「また神様ですか?」
▲▲さんに笑いかけると、今度は横から〇〇さんが口をはさむ。
「貴方の潜在意識を利用してるんですよ
だって、夢ですからね」
潮風の匂いがしてる。
どこの海なんだろう?
見たことがあるような、ないような風景。
目の前には堤防があって、階段が設置されていた。
オイラは、一段ずつ、数えながら上っていく。
結構、長い階段だけど、上った先には何があるんだろう。
今のところ、青い空しか見えない。
砂浜になってたら、足を濡らしたいなぁ。
33段数えたところで、天辺に着いた。
ずっと足元の階段を見ながら登って来たから、海だ!って喜んで顔を上げた。
途端。
びゅぅっ、って風が吹き付けて来て、思わず目を閉じる。
目を開けると、そこは神社のセットだった。
昔、ドラマで使ったやつだ。
見たことある。
「まず、はじめに」が口癖の男の話。
「こんばんは」
突然背中から声を掛けられて振り向くと、背が高くて狐顔の冴えない男が立っていた。
ふふっ、〇〇さんだ。
真っ黒のスーツを着て、昔っぽいセルフレームのメガネをかけてる。
オイラ、思い出し笑いしちゃった。
ビール運び、超面白かったよね?
「あ、どうもです」
嬉しくて、笑って挨拶したら、言い終わらないうちに耳元で別の声がした。
凄い近くに居るから、びっくりして飛び上がりそうになる。
「驚かせてごめんなさいね」
はははっ、▲▲さんだ(笑)。
黒のパンツに柄シャツ、サスペンダー姿。
ふふっ、懐かしい。
「あ、どうもです(笑)」
オイラ、凄く嬉しかったのに、こういう時、いつも気の利いた言葉が出て来ない。
翔君みたいに、もっとなめらかに挨拶が出来たらいいのに。
でも、二人は全然気にしてないみたいだった。
「また神様ですか?」
▲▲さんに笑いかけると、今度は横から〇〇さんが口をはさむ。
「貴方の潜在意識を利用してるんですよ
だって、夢ですからね」