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私の初めては君のもの

第1章 プロローグ

<3年B組、佐原陽斗。至急職員室に来なさい。繰り返します。3年B組―>

「また佐原呼ばれてる」

「あいつ、不良なのか優等生なのかわかんねぇよな」

佐原陽斗、高校二年生。

彼は私の彼氏です。

二人の時は甘々で、少しだけ俺様。

けれど、彼は暴走族の総長様です。

毎日彼に振り回されている私の生活。

周りからはあまりよく思われていないのが事実。

だけど、私に何もかも教えてくれるのは彼で。

私のことを心から愛してくれるのも彼しかいない。

だから、私の初めてを君に。

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