
CHOCO❤︎LAVE
第11章 親交
その後、料理が運ばれてきて料理を堪能しながら松本さんと会話をした。
聖輝「ん〜美味し〜♡」
松本「涼野くんって本当美味しそうにご飯食べるよね。」
聖輝「だって美味しいんですもん!」
松本「ふふっ、そういう素直なところ可愛いね。」
聖輝「かっ…///」
うわぁ…急に言われると恥ずかしいなぁ…
松本「芸能の仕事やってるとさ、やっぱり人の裏表はっきり見えちゃうから…純粋な子を見るといいなって思うんだよね。」
聖輝「あぁ…やっぱり芸能界の世界は裏表激しいですか?」
松本「うーん、激しい人もいるかな。」
聖輝「そうですか…」
松本「でも、芸能界って弱肉強食の世界だから多少は周りとは違うキャラを作っていかないと成功しないと思う。」
聖輝「個性を出すってことですか?」
松本「うん、個性が上手に出せてたら芸能界で輝くことができると思う。」
聖輝「おぉ…芸能界って奥が深いですね…」
松本「そうだね、俺が知らないことも沢山あるだろうね。」
聖輝「うーん…」
松本「涼野くんは芸能人になりたいって思う?」
聖輝「僕ですか?いやぁ…思わないですね…」
松本「そうなんだ、理由とかある?」
聖輝「だって…僕、社交的じゃないから…グイグイ前に出てトークするなんて…」
松本「なるほどね。」
聖輝「大学に行っても、いつも同じ友達としか一緒にいませんし…新しい友達作ろうと思っても行動に移せなくて…」
松本「そっかぁ…でも、涼野くんは俺と友達になったじゃん。」
聖輝「えっ?」
松本「縁があって大野さんと出会って…それから俺や他のメンバーとも会って…涼野くんの人柄が良かったから友達になれたんだよ?」
聖輝「僕の人柄…」
松本「うん、じゃなかったら出会ってないよ。」
聖輝「そうですかね…」
松本「だってあの大野智のハートをキャッチしたんだよ?しかもチャットで。」
松本「それってものすごい才能だと思うよ。」
聖輝「まぁ、確かに…」
松本「涼野くんのまっすぐな姿勢がチャットを通じて大野さんに伝わって…そして俺らにも素直に接してくれる…」
松本「そういうところが涼野くんの一番いいところだと思う。」
聖輝「松本さん…」
松本さんの優しい言葉に涙が溢れそうになった。
