
CHOCO❤︎LAVE
第15章 正体
櫻井「外の状況はどう?」
松本「今のところ騒ぎにはなってないな。」
二宮「ちなみにこのアパート、誰も住んでないみたい。」
相葉「えっそうなの?!」
二宮「誰も住んでないからこそ、誘拐するのに最適だったんだろうね。」
櫻井「なるほどな…」
小坂「くそっ…何で…俺はただ…涼野くんと一緒にこの部屋で愛を育もうとしてただけなのに…」
小坂「こうなったら…お前ら全員殺して俺も聖輝と心中してやる!!」
ブンブンッ!!
相葉「うわっ?!」
聖輝「??!」
小坂「まずはお前からだ…死ねっ!!!」
ナイフを持った小坂さんは大野さんにめがけて走っていく。
聖輝「危ないっ!!」
ドカッ!!
小坂「ぐはっ?!」
大野さんの蹴りが小坂さんの腹部に当たり、小坂さんはその場に崩れ落ちた。
小坂「げほっ…ぐっ……」
大野「おい…約束しろ。」
ガッ!!
大野「今後二度と涼野くんに近づくな。」
小坂「…っ…ぐっ…!」
大野「もし涼野くんに指一本触れてみろ…その時は俺がお前を殺す…!!」
小坂「??!」
大野「……。」
大野さんの表情は今までに見たことがないくらい恐ろしく冷酷なものだった。
櫻井「智くん、そこまでにしておきな。」
大野「……。」
ぱっ
小坂「げほっ…げほっ…!!」
聖輝「……。」
ウゥ〜ウゥ〜♪
バンッ!
森本「皆さん!警察が来ます!!」
聖輝「えっ…?!」
何で森本くんがここに…?!
二宮「あとは警察に任せるか…」
櫻井「ごめん、俺達先行くね。」
相葉「涼野くん、あとで必ず会いにいくから!」
聖輝「ぐすっ…はい…」
大野「涼野くん、もう大丈夫だからね。」
松本「ごめん、涼野くんのことよろしくね。」
森本「はい。」
聖輝「っ…ありがとうございました…!!」
嵐の皆さんは警察が来る前に部屋を出た。
小坂「……。」
その後、警察が来て小坂さんは逮捕され、僕と森本くんは重要参考人として署の方まで同行した。
取り調べの際に小坂には性犯罪の前科があったことが判明し、僕のスマホの中には追跡アプリが仕組まれていたことも分かった。
