CHOCO❤︎LAVE
第14章 手がかり
聖輝「……。」
これからどうしよう…
もしストーカーが家まで来たら……
聖輝「……。」
家の前に着くと、どうしても身震いしてしまう…
ついこの間までは安心する場所だったのに…
聖輝「……。」
僕は恐る恐るポストの中身を確認した。
聖輝「…はぁ……」
ポストの中は空っぽだった。
聖輝「良かった……」
いや、まだ安心はできない。
聖輝「…よし!」
僕はさっさと階段を登ってサッと自分の部屋に入った。
バタンッ
ガチャンッ
聖輝「ふぅ……」
緊張に包まれながら家に帰ってきた。
聖輝「ただいま…」
3日ぶりの我が家は少しひんやりと冷たく感じた。
聖輝「…1人か……」
こんな時、誰かがそばにいてくれたら…
お父さん…お母さん…
聖輝「…っ…」
寂しさと恐怖が一気に込み上げてきて、僕は涙を流した。
聖輝「…ゔっ…ゔぅ……」
早く…解放してほしい……
僕はぬいぐるみをぎゅっと抱きしめながら静かに泣いた。