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聖輝「休憩入ります。」


「お疲れ様です。」


僕は先輩に声をかけ、休憩室へと向かった。


聖輝「ハァ…」


最近ストーカーのせいで些細なことでもビクビクしてしまう…


さすがに警戒しすぎかな…


ガチャッ


「？！」


聖輝「お疲れ様です。」


森本「あっ…おっお疲れ様です！」


聖輝「森本くん？」


森本「あっいや…ちょっとこの辺に落し物しちゃって…」


聖輝「あぁ、そうなんだ…」


森本「うん…あっ、俺休憩時間終わりだから行くね！」


聖輝「あっうん、お疲れ様…」


バタンッ


聖輝「……。」


今…僕の荷物の前にいたよね…？


何してたんだろう…


聖輝「……。」


念の為にカバンを見ると、触られた形跡はなかった。


聖輝「……。」


まさか…ストーカーの犯人って…


いや、まさかね…


聖輝「ちょっと過敏になりすぎたかな…」


ガチャッ


小坂「お疲れ様。」


聖輝「こっ小坂さん、お疲れ様です！」


小坂「どうしたの？大丈夫？」


聖輝「はっはい、大丈夫です！」


小坂「そう…」


危ない危ない…


変に動揺してたらおかしいって思われる…


小坂「ふぅ…」


聖輝「あの、大丈夫ですか…？」


小坂「うん、大丈夫だよ。」


聖輝「そうですか…」


最近店長が姉妹店の方に出張していることが多く、今は社員の小坂さんがお店を回しているみたい…


居酒屋の社員って大変だなぁ…