
CHOCO❤︎LAVE
第1章 始まり
〜聖輝side〜
聖輝「やめてっ!!」
僕はそう叫びながらベッドから起き上がった。
聖輝「ハァ…ハァ…ハァ……」
僕は全身汗まみれだった。
聖輝「ハァ…ハァ…またあの夢か…」
最近僕は同じような夢をよく見る。
僕にとって一番忘れたい過去の話…
『あんたさ…女々しいのよっ!!』
あの子の言葉が頭から離れない……
聖輝「…うっ…ゔぅ…」
夢の内容を思い出すと涙が流れてくる…
どうしてあんな酷いことを言うの…?
どうしてそう簡単に人を傷つけるの…?
聖輝「ゔぅ…僕だって…好きでこんな顔に生まれたわけじゃないのに…!!」
あの夢を見るようになってから、僕は日に日に自己嫌悪になっていた。
聖輝「ぐすっ…学校に行かなきゃ……」
僕はぐちゃぐちゃな顔を整えるために洗面台へと向かった。
