CHOCO❤︎LAVE
第15章 正体
小坂「あぁ…うるっとした目がたまらないなぁ…」
僕を見つめる小坂さんはいつもの雰囲気とは違ってまるで狙った獲物を捕まえたような危険な雰囲気を出していた。
聖輝「…あっ…あの……」
小坂「どうしてこんなことするのかって?」
小坂「決まってるだろ…きみのことが好きだからだよ。」
聖輝「えっ…?」
僕のことが…好き…?
小坂「驚いた?そりゃそうだよね、居酒屋で一緒に仕事していた仲間から告白されるなんてね。」
聖輝「あっ…あの…」
小坂「俺はね、昔から可愛い男の子が大好きでね…そりゃあもういろんな子と出会ってきたよ。」
小坂「でもね、その中でもきみの魅力はズバ抜けていてね…自分自身の気持ちが押されられなくなったんだよ。」
小坂「だから…こうやって、きみの可愛い姿を何百枚とカメラに収めたんだよ?」
聖輝「えっ…?!」
スマホから見せられた写メの中には、僕の自宅に届いた写真も含められていた。
小坂「ふふっ、よく撮れてるでしょ?俺さぁ…昔から隠し撮りとか上手いからね。」
聖輝「あの…僕に…無言電話かけたのも…あなたなんですか…?」
小坂「無言電話?あぁ、ラブコールね!どう?心に響いたでしょ?」
小坂「最初はさ、何て口説こうかなぁって思って…それで無言になっちゃったけど…」
小坂「でも、俺勇気出して涼野くんにラブコールしたんだよ!」
小坂「ねぇ…最高の口説き文句だと思わない?」
小坂「聖輝くんのことずーっと見ているよって。」
聖輝「っ…!?」
その言葉を本人から聞くと背筋が凍るほど気持ち悪かった。