
でも、愛してる 「改訂版」
第1章 でも、愛してる 「改訂版」
16
もちろん、わたしにだって、性欲はある。わたしにだって、と言うのはおかしいが。ドラマや小説の、ちょっとエッチなラブシーンでは、ドキドキするし、いいなぁ、と思っていた。
いままでセックスをしなかったのは、清の言う、「してもいい人」が身近にいなかった、ということもあるのだろう。
たぶん…
いわゆるおつきあいをしたこともあるが、その人とは、セックスをするというような感じではなかった。してみたいという気持ちが、なかったとは言わないが…
わたしの頭の中で、清の二つの言葉が、雷のように轟いてきた。
「手嶋さんを、第一にします」
「手嶋さんが、気持ちよくなるセックスをします」
という言葉が。
なかでも、
「手嶋さんが気持ちよくなるセックスを、します」
という言葉は、わたしの性欲に火をつけた。
「ほんとに、
わたしを、
第一にできるんですか?」
「できます」
「断言するんだ」
「手嶋さんを、
第一にできると思ったから、
話したんです」
もちろん、わたしにだって、性欲はある。わたしにだって、と言うのはおかしいが。ドラマや小説の、ちょっとエッチなラブシーンでは、ドキドキするし、いいなぁ、と思っていた。
いままでセックスをしなかったのは、清の言う、「してもいい人」が身近にいなかった、ということもあるのだろう。
たぶん…
いわゆるおつきあいをしたこともあるが、その人とは、セックスをするというような感じではなかった。してみたいという気持ちが、なかったとは言わないが…
わたしの頭の中で、清の二つの言葉が、雷のように轟いてきた。
「手嶋さんを、第一にします」
「手嶋さんが、気持ちよくなるセックスをします」
という言葉が。
なかでも、
「手嶋さんが気持ちよくなるセックスを、します」
という言葉は、わたしの性欲に火をつけた。
「ほんとに、
わたしを、
第一にできるんですか?」
「できます」
「断言するんだ」
「手嶋さんを、
第一にできると思ったから、
話したんです」
