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でも、愛してる 「改訂版」

第1章 でも、愛してる 「改訂版」

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 簡単に頷いたな、と思うかもしれないが、いままでは機会がなかったから、しなかっただけで、わたしだって、セックスへの興味はある。
 清は、わたしの知っている人たちのなかでも、最高ランクに位置するいい人だということと、清をかわいいと思ってしまったので、頷いたのだ。
 頷いて、良かった。
 はじめてのときはすこし緊張したけど、清が優しく上手にリードしてくれたので、痛くはなかった。
 ちょっと、ピリッとしただけだった。
 はじめてのときは、痛いものだと思っていたので、清の優しさと上手なことがよくわかったし、優しいセックスをしてくれるのが嬉しくて、それからは積極的に、清とセックスをしてきた。
 そして、わたしは、セックスが好きになった。
 わたしが、そう言うと、清は、
 「萌絵ちゃん、
  それは、当たり前だよ。
  多くの人は、
  ほんとに気持ちのいいセックスを、
  知らないんだ。
  気持ちのいいセックスを知ったら、
  誰でも、
  セックスが好きになるよ」
 と言う。

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