テキストサイズ

でも、愛してる 「改訂版」

第1章 でも、愛してる 「改訂版」

         20

 清とのセックスは、ほんとに気持ちがいい。
 それも、尋常ではない気持ちよさなのだ。
 泣きだしてしまい、どうかなってしまうんじゃないかと思うほどの、気持ちよさなのだ。
 清が、こんなに気持ちのいいセックスをしてくれるのが、ほんとに嬉しい。
 そして、清は、あの言葉どおり、どんなことでも、まず
 「萌絵ちゃんは、
  どう思う?」
 と聞き、わたしを第一にしてくれる。
 これも、ほんとに心地いい。
 わたしの家族や友人たちも、みんないい人たちだけど、
 「萌絵ちゃんが第一」
 とはならない。
 それはそうだろう。
 家族といっても、違う人格の集団なのだし、友人が、
 「萌絵ちゃんが第一」
 とはならない。
 それにくらべて、清は、
 「萌絵ちゃんが第一」
 といって、ほんとに、わたしを大切にしてくれる。
 そう、まるで、お姫さまみたいに。
 わたしを大切にしてくれて、このうえなく気持ちのいいセックスをしてくれる清を、わたしは、どんどん好きになっていった。
 いまでは、清を、愛してる。
 でも、わたしと清の年が、おおきく離れていることで、いろいろ問題がでてくるだろうし、これから先何年、清とセックスできるのかななど、気になることもある。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ