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でも、愛してる 「改訂版」

第1章 でも、愛してる 「改訂版」

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 清は、ほんとにいつも、わたしのことを、第一に考えてくれる。
 日常のちいさなことでも、
 「萌絵ちゃん、
  どう思う?」
 と、聞いてくれる。
 ほんとに、清は、優しい。
 こんなに優しくされて、わたしは、幸せ者だ。
 「そろそろ、
  風呂にしようか?」
 「うん」
 このごろは、一緒に風呂に入る。
 清が、わたしのからだを、スポンジやタオルを使わずに、手で撫でるように洗ってくれるのが気持ちよくて、一緒に入るのは嬉しい。
 わたしのあそこも、丁寧に洗ってくれる。
 愛しあうときと違って、洗ってもらうときは、触られても感じることはない。
 でも、あそこを洗ってもらうのは、まだ、すこし恥ずかしい。
 わたしも、清のからだを洗ってあげる。
 わたしは、スポンジにボディソープをつけて洗う。
 清は、71才とは思えないほど、若々しい肌をしている。
 おなかは、ちょっと出ているけど。
 「清さんのここ、
  白髪がないね。」
 「萌絵ちゃんと同じように、
  性欲が強いからかな?」
 「もう!
  エッチなんだから~」
「私のを握りながら、
  洗っているひとに、
  エッチって言われてもなぁ」

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