美大の入学試験対策──ヌード初挑戦──
第3章 全裸に慣れましょう
いよいよヌードの時間。
広いリビングのほうが本番の試験会場に雰囲気が近いような気もするが、
ともかく生身の裸婦に慣れさせるために、一対一でお願いしますという両親の希望を容れて、
二階の少年の部屋に移動することにした。
なんと、そこにもイーゼルがあった。
そして額装された作品が床に置かれていた。
制服のブレザー姿の女子高生の肖像画。
彼女でしょ、と訊くと、素直に肯定した。
私は拍子抜けした。
ちゃんとモデルいるじゃないの。
プロに頼む必要ないじゃん。
そう思いながら、着ていたワンピースをさっと脱いだ。
モデルのたしなみとしてノーブラだから、私はあっという間にTバックのパンツだけになり、それも躊躇なく抜き去った。
(Tバックは先輩モデルの入れ知恵。プライベートでは絶対穿かない)
セミプロとはいえヌードモデルなんだから、これが仕事なんだけど──どう取り繕っても、初対面の女性がいきなり裸になったというシチュには変わりない。
驚かせたかな?
広いリビングのほうが本番の試験会場に雰囲気が近いような気もするが、
ともかく生身の裸婦に慣れさせるために、一対一でお願いしますという両親の希望を容れて、
二階の少年の部屋に移動することにした。
なんと、そこにもイーゼルがあった。
そして額装された作品が床に置かれていた。
制服のブレザー姿の女子高生の肖像画。
彼女でしょ、と訊くと、素直に肯定した。
私は拍子抜けした。
ちゃんとモデルいるじゃないの。
プロに頼む必要ないじゃん。
そう思いながら、着ていたワンピースをさっと脱いだ。
モデルのたしなみとしてノーブラだから、私はあっという間にTバックのパンツだけになり、それも躊躇なく抜き去った。
(Tバックは先輩モデルの入れ知恵。プライベートでは絶対穿かない)
セミプロとはいえヌードモデルなんだから、これが仕事なんだけど──どう取り繕っても、初対面の女性がいきなり裸になったというシチュには変わりない。
驚かせたかな?