ヌードモデル詩織・初めての夜
第5章 処女について
いよいよ全裸。
そして、その無防備な体を仰向け──すべてをさらけ出す形にされた。
男性は女性の裸身を鑑賞したがるという知識があった。
──ああ、今から見られる。
その視線に耐えられるかと心配したとき、脚が折り曲げられ、お尻が浮くのを感じた。
羞恥の、いや屈辱の形にされ、秘部を鑑賞するのに適した形にされた。
「いや」
初めて抵抗しようとした私だが、次の瞬間には彼が押し入ってきた。
──あまりのことに、声は出なかった。
その圧迫感と引き裂かれるような痛みに呑み込まれた。
全裸にし、屈曲して、苦痛を与える。
これがセックスなの? 愛の行為なの?
彼のものは深奥まで入ったようだ。
これから揺すぶられるの?
▽
しかし、処女に刻印する儀式はそこまでだった。
彼は私から去り、体を離した。
裸身を鑑賞することもせず、布団をかけてくれた。
静寂。
やがてこみあげてくる満足感──それを言葉にする前に眠りに落ちた。
▼
▼
朝。
当たり前だが、裸で目が覚めた。
彼はもう起きていた。つまり、私の裸を見ていた。
抗議はできなかった。すぐに唇が重なったから。
▼
彼は朝食前に露天風呂に一緒に行きたいらしい。
いいけど、私は湯浴み着だよ。
胸しか触らせないよ。
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そして、その無防備な体を仰向け──すべてをさらけ出す形にされた。
男性は女性の裸身を鑑賞したがるという知識があった。
──ああ、今から見られる。
その視線に耐えられるかと心配したとき、脚が折り曲げられ、お尻が浮くのを感じた。
羞恥の、いや屈辱の形にされ、秘部を鑑賞するのに適した形にされた。
「いや」
初めて抵抗しようとした私だが、次の瞬間には彼が押し入ってきた。
──あまりのことに、声は出なかった。
その圧迫感と引き裂かれるような痛みに呑み込まれた。
全裸にし、屈曲して、苦痛を与える。
これがセックスなの? 愛の行為なの?
彼のものは深奥まで入ったようだ。
これから揺すぶられるの?
▽
しかし、処女に刻印する儀式はそこまでだった。
彼は私から去り、体を離した。
裸身を鑑賞することもせず、布団をかけてくれた。
静寂。
やがてこみあげてくる満足感──それを言葉にする前に眠りに落ちた。
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朝。
当たり前だが、裸で目が覚めた。
彼はもう起きていた。つまり、私の裸を見ていた。
抗議はできなかった。すぐに唇が重なったから。
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彼は朝食前に露天風呂に一緒に行きたいらしい。
いいけど、私は湯浴み着だよ。
胸しか触らせないよ。
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