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ゴッドフィンガー田螺

第2章 田螺の過去 “エロゲヒロインは俺の嫁”

その日の俺は、いつもと同じくエロゲをブヒブヒプレイしていた。



「ハアハア……霙たん可愛いお、霙たん……」



汚らしい声を出し、ニヤニヤしながらPC画面を見つめる俺。



キモオタ以外の何者でもなかった。



『あぁん!イッチャウゥウ!』



画面の中の女は、清水を吹き出し恍惚な表現をしている。



「やっぱりエロは、二次元に限るな。三次元とか……」



あの時の俺は、『二次元こそ至高』と言って現実に背いて生きていた。
今までも、これからも、ずっとリアルなマンチェスターを見る事はないと……そう思っていたんだ。



「ンゴぉー?ンゴぉー!!アナタ宛に荷物が届いたわよー!!」



母さんが、声を張り上げて俺を呼ぶ。
ったく……家の母さんは、プリティーな声も出せないのかよ……



「ママ、持ってきてよ!!」



すいません、俺、マザコンなんです。
ママ大好きなんです。スネかじりまくってました。
ペロッ……これは、蜜の味!



ママは、俺の部屋の扉を開けて、ダンボール箱を置いていった。置き終わると何も言わず、さっさと出て行った。



俺は、すぐさま置かれたダンボール箱に貼られていたガムテープを剥がし中身を確認する。



「……なにこれぇ?」



中には、ゴツめの携帯電話、穴あき手袋(片方)そして……
















花柄のピンクブリーフおぱんつが入っていた。

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