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ツンデレのお嬢様は幽霊執事に夢中

第4章 刹那の口付け

 ――そう言われれば彼がなぜここに居るかも、母親と一緒に育っていないのも分かる。

 祖母の日記によれば、彼は15の時に分家に渡されたのだから、そもそも母と結婚が出来ない。だから、私の父親がこいつじゃないのも納得いく。でも――。

 目の前に居るこいつはどう考えても子供じゃない。

 うちのおばあちゃん曰く、15まで匿ってたのよね。だったら普通は見付けた時点で殺されるんじゃ......つか、そもそも――。


 匿ってたんだよね。


 どうしてバレたの?


 ――まさか。

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