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ヌードモデルが同級生と再会したら

第2章 裸身、そして二人

ミナコに言わせると、ういういしい一般女子学生が格安でヌードになってくれるなんて羨ましすぎるという。

──詩織の大学にすればよかった。
──正確には、系列校だよ。
──どうでもいい。詩織のハダカが見られれば。
──はいはい。
──だから、私にしか見せないポーズやってよ。

なにが、“だから”なのかよくわからなかったけど、
なぜかM字開脚という形にさせられた、私。

──恥ずかしいでしょう。
──さすがにね。

早く描け、と思っていたら、
あろうことか、ミナコが服を脱ぎ出した。あっという間にオールヌードになってしまう。

ちょっと、アブなすぎるよ。
でも、綺麗な体だった。

──これで恥ずかしくないでしょ。

よくわからないことを言って、ミナコは私のそばに来た。
そして、ためらいもなく、ミナコの手は私のものに直接触れた。

やめて──そう言おうとする私の唇をキスでふさいだ。

女のことは女がいちばん知っている。
恥ずかしさが長続きしないことも、同性からでも異性からでも快楽には差がないことも。

繊細な指が私の内部(なか)を甘く責めるから、声をあげずにはいられない。

「あ、ああ、ああ、あ……」

もはや、画家とモデルではない。
なるべくしてなったとしか言えない、禁断の交流が幕を開けた。

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