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無表情の宇野くんA

第32章 五味さんと宇野くんと②。

二人はボーリング場へ向かいました。もちろん隣のレーンに私も行きます。


二人はやはりバカなのか、それともバカで盲目なのか。どちらにせよバカップルだ。


五味さんはスポーツは全然できなかったはずなのだが、初めからストライクを取り続け、シックススを取った。


宇野くんは七回も顔面にボーリングの球を投げ込んでいた。


辺りは血だらけになっていた。


バスケ部のはずなのだけど。ゲームを続けてボコボコにする五味さんも中々のサイコパスだ。


ちなみに私はラスト一回スペアを取っただけだった。

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