無表情の宇野くんA
第65章 阿保くん④。
阿保くんは普通の子だ。
普通というのは、好きなテレビ番組が野球中継で延期された時には腹をたてるくせに、中継で遅れたおかげで見逃していたその好きな番組を観れるようになった場合には、別段その番組を観なくなるようなそんなことだ。
そう、彼は普通なのだ。
彼は普通なので、店員にクレームを言えない。時と場合にはよるが、コンビニで大きな紙パックのジュースを買った時に、ストローが付いていなかった場合、その場で指摘せずに家に帰って後悔することがある。
だから、日が経ちもう一度その店に行った際に、「ストローつけてください」と言い、貰ったストローでその日買ったジュースを一気に飲み、前日買ったジュースにそのストローを刺す。
そう、彼は普通だ。
普通というのは、好きなテレビ番組が野球中継で延期された時には腹をたてるくせに、中継で遅れたおかげで見逃していたその好きな番組を観れるようになった場合には、別段その番組を観なくなるようなそんなことだ。
そう、彼は普通なのだ。
彼は普通なので、店員にクレームを言えない。時と場合にはよるが、コンビニで大きな紙パックのジュースを買った時に、ストローが付いていなかった場合、その場で指摘せずに家に帰って後悔することがある。
だから、日が経ちもう一度その店に行った際に、「ストローつけてください」と言い、貰ったストローでその日買ったジュースを一気に飲み、前日買ったジュースにそのストローを刺す。
そう、彼は普通だ。