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第3章 秘密の音楽室(S×ym)

永瀬side

「今日の授業はここまで。起立!」


教室の中に響く先生の声……起立の言葉で一斉に椅子を引く音を立て出す俺を含めた生徒達。


「ありがとうございました」

生徒達「ありがとうございました!」

「は〜い。永瀬、昼休みにクラス全員のノートを集めて職員室に持ってきてくれない?」

永瀬『あ、良いっすよ。分かりました』

「助かるわ!じゃあ頼んだよ」

永瀬『はい……』


ノートの収集を俺に頼んだら早々に教室を後にする
先生……
彼の名前は〝山田涼介〟と言う

山田先生は、とても整った顔をしていて女子に人気だ。
毎日学校の始まる朝から下校時間の夕方まで先生が居る所には必ずと言って良いほど沢山の女子生徒が居る

中には、男子生徒がいる事も多々ある。
まぁそれ程?山田先生は男にしても美しすぎる顔立ちをしているんだ


「今日の山田先生もカッコよかったよね!」

「んねんね!特に、首をコテってしながら分かる?って聞かれた時!死ぬと思った〜!!」

「分かるぅぅ♡」

永瀬『……はぁ、相変わらずの賑やかしさやな。』


山田先生の授業終わりはいつもこの賑わい……
正直、うるさいとも思ってしまう


「永瀬は良いなぁ!今日ノート集め担当だろ?ずりぃ!」

永瀬『別に好きでやりよるんじゃねぇし…昼休みまでに俺にノート持ってこいよ』

「はいはい」


ー昼休みー


永瀬『これで全員分やな…』


ノートの枚数を数えて早い所仕事を済ましたくて職員室に向かった。

職員室の階まで降りてみると職員室のドアが開いていたからそこから顔を覗かせて山田先生は居るかと職員室内の先生に声をかけた。


薮「山田先生?居ないよ?」

相葉「何か頼まれ物?」

永瀬『山田先生に、このノートを集めて持ってきてって頼まれてて…』

薮「そういうことね。それなら俺が預かるよ」
「山田の机に置いとくから」

永瀬『ありがとうございます…』

相葉「永瀬くんお手伝いありがとね!」

永瀬『いえ…………』


山田先生には、渡せなかったけど山田先生と仲良しの薮先生に渡せたからまぁ大丈夫だろう。

と思って、職員室の先生達に挨拶をして職員室を後にした


〜♪


永瀬『ん?ピアノの音?なんでこんな時間に…』

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