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第3章 秘密の音楽室(S×ym)

山田「…結構楽しい…ですね………………」

櫻井「ふふ…うん…」


〜♪……………………


またある程度したら音が止まった。
弾き終わると山田先生と櫻井先生はまるで当然のように目を合わせて微笑みあっていた

そしてそのまま…………


永瀬『…っ!』


山田「んっ……」

櫻井「…」


キスをしていた……………………………
随分と長い時間触れているだけの口付けをして名残惜しそうに二人とも唇を離し、今度は櫻井先生が山田先生の体を自分の方へと向けて鍵盤の上にまだ置かれたままだった手を持ち上げて自分の方に引き寄せるようにして指を絡めて繋いだ。


山田「…櫻井くん…………ここ学校…」

櫻井「いいじゃん、誰も見てないって。」

山田「…もぅ…………んっ…、」

櫻井「ん…涼介…………」


そのまま、誰がどう見ても深く口付けているのが分かるようなキスをしだした二人…。

え…そんな関係だったの?てか誰も見てないって…俺…

少し…てか、だいぶ頭を抱えていたその時…………


櫻井「………」

永瀬『っ、!?』


櫻井先生と目が合った……
山田先生は丁度櫻井先生の方に顔を向かされているから気付いて無いみたいだけど…………これはまずいぞ……

櫻井先生は俺の事を見ながら山田先生と未だ熱いキスを交わしている。

そして、声には出さずに目だけで「この事は誰にも言うなよ」と言うような事を伝えてきた…言葉にされずとも察せるほどの殺気とオーラ

もはや頷く事しか出来なくて何度も頷いた


櫻井「…フッ………………」

山田「んんっ……」


「行け」と言うように目を俺に向けて山田先生の腰に腕を回した。

そのまま抵抗もせずに俺はその場から静かに
立ち去った…


それからしばらく二人の顔を見るとまともに見れなかったのは言うまでもない………………



END

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