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青空

第2章 1話





別に欲しいとは思わなかった。



ただ、そういう人を見ると、すごいなぁ…って憧れるのは事実。




「よいしょっと…」



自転車置き場に着き、カバンから鍵を取り出す。




ガチャン……。




長年愛用している自転車は少し錆びている。




「高校受かったら買って貰おうかな……」




なんて一人でおもいながら自転車をこぐ。

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