
パパと秘め事
第13章 パパの疼き
「…ただいま〜!…」
由奈が 学校から帰って来ると 黒瀬は 玄関の入口に 腕を組んで 立っており
由奈の帰りを待っていた。
「…おかえり。…」
黒瀬は 安心した表情になり ドアを閉め 鍵をかけると 由奈を抱きしめた。
「…もぉ〜 なぁに?…パパ…」
抱きしめて来る 黒瀬の背中を スリスリと擦る。
「…んー? 今日も…遅いかと思った… あの男と どっか行ったのかと。
もう…ヤッた?…」
黒瀬は 探るように 由奈を見つめる。
「…パパったら…私が 学校から帰る度に ヤッたか どうか聞いてくるね…
松野くんとは 本当に まだ何もないよ…。手 出して来ないもん!…パパと違って…」
そう言って 舌を出した。
「…何言ってんだよ!…高校男子の性欲の強さは 半端ないんだからな…。
それに 由奈も 高校生になってから 女っぽくなったし…」
黒瀬は 不安そうな顔であった。
「…本当に パパ 心配要らないよ!…」
そう言うと 黒瀬の両頬を包み チュッと キスをした。
