おっぱいパブの秘密
第1章 面接
繁華街のど真ん中にある「paradise」がそのお店だ。
まだ明かりのついていないネオンの下を歩き、そっとドアを開けた。
『こんにちは…』
「はい?あー、面接の子かな?」
中にいたのは白いシャツを着崩した40代くらいのおじさんだった。
きちっと髪をオールバックにセットして綺麗目な雰囲気で、柔らかい笑顔で迎えてくれた。
『はい、佐倉です。よろしくお願いします』
「店長の鈴木です。じゃあ事務所の方で面接やろうか」
店長の後について奥の事務所に入ると、大きめのソファに座るよう促された。
「じゃあちょっと色々お話しさせてね…えっと、愛菜ちゃん?は、今大学生?」
『あ、はい、そうです』
「そっかそっか。どのくらい稼ぎたいとかある?」
『あんまり長くは働けないんですけど…2ヶ月で30万くらい欲しいです』
店長はそれを聞くと、愛菜の隣に座り直した。