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ノーパン喫茶

第12章 兄の策略



結城「…」

女性「あの、誰かと待ち合わせですか?
もし一人なら…」

結城「ごめんね、俺、ある子を待ってる
んだ」

女性「そうですか…」

結城「…」


残念そうな女性
逆ナンはこれで五人目
正直、この受け答えにも疲れてきた

だけどこの場を離れるわけにいかない
彼女を見つけるまでは…


結城「…あれっ」


今更気づいたが
結城は乃愛の顔を知らない
顔だけじゃなく名字も知らなかった

矢野から話しを聞く限り同い年の大学生
それはまず間違いないと思うが
名前だけでどうやって
見つけるか…


結城「あっ、そうだ」


だけど結城はその問題をすぐに解決した
自分の見た目、社交的な性格
それらを利用して
情報収集


結城「乃愛って名前なんだけど、知らな
いかな、俺の弟の矢野立芳の友達のはず
なんだけど」

女性①「乃愛ならもうそろそろ出て来る
と思いますけど」

女性②「あっ、あの子です」

乃愛「…」

結城「あの子か…」


幸い「乃愛」という変わった名前の為
すぐに見つける事が出来た


結城「二人共ありがとう、おかげで助か
ったよ」

女性①「どういたしまして」
女性②「どういたしまして」


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