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乃愛「…」

結城「…」


乃愛を見つけたが
声をかけるタイミングを失い
まるでストーカーのように後を付ける事
数十分…


乃愛「…」

結城「…！？」


乃愛は裏道に入ると
ポツンと佇む店へ入って行った
店の内情など知らない結城は後を追って
店の中へ…


結城「…」

店長「お客様」

結城「えっ、はい」

店長「大変申し訳ありませんがこちらは
会員制の店になっておりますので」

結城「あ、でも俺、彼女に」

店長「会員でない以上、店へのご入店は
ご遠慮ください」


だけど会員ではない為
入って早々、入店を断られてしまった

会員じゃないと入店は出来ない
ならここで会員になる
それだけだ


結城「なら俺、会員になります」

店長「！？」

結城「会費、いくらですか」

店長「申し訳ございません、新規会員は
現会員の方からのご紹介がないとお受け
出来ないんです」

結城「そこを何とか、お願いします」

店長「そう言われましても」

乃愛「店長…」

結城「！？」

乃愛「どうかしました…」