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ノーパン喫茶

第14章 チョコの行方



乃愛「…っ」

お客「ハァ、ハァ…」

乃愛「お気に召して頂けました?」

お客「はいっ…とても…」

乃愛「良かった」

お客「…」


キスしただけなのに
お客は骨抜きにされたように
椅子に座り込み続きを求めるような事は
なかった


店長「失礼します、乃愛さん、次のお客
様がお待ちですので…」

乃愛「わかりました、今行きます」

お客「えっ、行っちゃうの?」

店長「申し訳ございません、他のお客様
の為にもご理解ください」

お客「…」


バレンタイン効果か
お店は超満員、大盛況だった
乃愛は各テーブルを時間の許す限り周り
続けた

もちろん、中にはキスだけじゃなく
セックスを求める者もいた
だけど乃愛は…


乃愛「ごめんなさい、今日はちょっと…
特別な日なので」


特別な日だからと断り続けていた


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