ノーパン喫茶
第14章 チョコの行方
乃愛「お疲れ様でした」
店長「乃愛さんも、お疲れ様です」
乃愛「今日はさすがに疲れました、でも
店長が考えたイベント、大成功でしたね
お客様もみんな喜んでたし」
店長「そうですね」
先着10名様限定に
乃愛からチョコのプレゼント
このイベント、渡し方を考えたのは店長
だった
来客率がいつもの倍
正直疲れたが、意外にも楽しかった
乃愛「…」
店長「どうかしました?」
乃愛「バレンタイン、もう終わっちゃう
なって…」
店長「本当だ」
乃愛「…」
時刻は11時43分
あと17分程で日付が変わり
特別な日、バレンタインデーも終わって
しまう
その前にどうしても…
乃愛「…っ、店長…」
店長「?」
どうしても渡したい物があった
乃愛「…私から店長に、渡したい物が…
プレゼントがあるんですけど」
店長「プレゼント?」
乃愛「これ、手帳なんですけど…」
バレンタイン
チョコの代わりに渡した物
色々迷った末、長く使える手帳を選んだ
外側は淡い緑色
気に入ってもらえるといいが…