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乃愛「気に入ってもらえるといいんです
けど…」

店長「ありがとうございます」

乃愛「！？」

店長「この手帳、大切に使わせてもらい
ますね」

乃愛「はいっ」


バレンタイン中に渡せてホッとした乃愛
時刻はもう間もなく０時になり
バレンタインは終わる
特別な日が…


乃愛「…」


特別な日が終わってしまう…


乃愛「…」

店長「乃愛さん」

乃愛「…？」

店長「残り時間は短いですけど私からの
逆バレンタイン、受け取ってもらえます
か？」

乃愛「…えっ！？」


逆バレンタイン
その意味は乃愛も知っている
一般的にバレンタインは女性から男性へ
想いを伝える

逆バレンタインはその名の通り逆の事で
男性から女性へ想いを伝える
そういう事だが…


店長「ダメですか？」

乃愛「あ…っ」

店長「？」

乃愛「よっ、喜んで！！」


その申し出を乃愛は快く受け入れた