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井上「お願いします」

矢野「…」


突拍子もない事をお願いしているのに
彼に悪びれた様子はなかった
だけど彼は真剣

真剣そのもので…


矢野「…すいません、少し考える時間を
ください、相手の事もあるので…」

井上「わかりました」

矢野「…」


相手の事もあるし少し待ってもらう事に
だけど何て説明すればいいか
変に思われないか
不安で…


矢野「…」

乃愛「矢野君、どうしたの？」

矢野「あ、っう…」

乃愛「もしかして井上様に何か言われた
の？」

矢野「…」


なかなか言えずにいると…


乃愛「矢野君…」

矢野「…」

店長「井上様は矢野君に自分の目の前で
乃愛さんとセックスして欲しいと頼んだ
そうです」

矢野「っ！！」

乃愛「えっ、本当に？」

矢野「…」


店長が間に入り全部言ってしまった