ノーパン喫茶
第19章 昔話①
大河「…」
その夜、大河は居酒屋で一人飲んでいた
自宅で飲む事も可能だったが
二階には乃愛がいるし
それに…
大河「…はぁっ」
今は乃愛と顔を合わせたくなかった
大河「…」
先輩「あれっ大河、どうしたんだよ」
大河「…先輩…」
先輩「一人なんて珍しいな、彼女にでも
フラれたか?」
大河「違います、ちょっと考え事してて
一人になりたかったんです」
先輩「考え事って乃愛ちゃんの事?」
大河「!?」
先輩「言わなくてもわかるよ、そう顔に
書いてあるぞ」
大河「本当ですか…」
先輩「俺で良ければ相談に乗るぜ」
大河「先輩…」
先輩「?」
別に大した事じゃない
ただ単に気持ちの整理が出来ず
関係ないと吹っ切れなくて、モヤモヤし
もどかしくて…
大河「…実は…」
先輩「…」
気づいたら全てを話していた